2024年10月26日土曜日

「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」を読んでなかった理由と読んだ理由!

 


マンガ「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」をマンガBANG!(スマートフォンアプリ)で読みました。

https://manga-bang.com/store/books/002e81uq

実はこの作品の存在は知っていたのですが、女の子(主人公の新任警察官と美人先輩警察官)ドアップのコミックカバーとドラマ化されたときのドタバタした予告編をみて、うわべだけの内容の薄いギャグマンガだと思ってしまっていたんです。

ただ、今回、マンガBANG!の作品紹介で作者が元警察官というのを目にして、コレはただのギャグマンガじゃなさそうだなっと思って、いまさらながら読んでみたワケです。

読んでみて、作者=元県警の女性警察官視点の自虐的というかシニカルな笑いも、もちろん秀逸だったのですが……

コノ作品の笑いは、ただギャグを連呼するだけのギャグ漫画とは違って、必然的な要素なんだなと、思いました。

警察が主舞台なだけあって、作中、犯罪被害者も登場するし、怪我人もでるし、亡くなった人も描かれます。

シビアな状況だけをえんえん描かれてしまうとキツイですよ、コレ。

きっと読み手が、ウツっぽくなってしまうと思います(小生はなります)。

だから、作中に挿入される先輩、後輩、家族、友人、恋人との何気ない日常のやりとりとシニカルな笑いが必然なんだなあと思えます。

あと、マンガアプリのコメントにケッコー、ネタバレやネタバレっぽい書き込みが多い印象の作品なのですが、最後まで読んでみて理由がわかりました。

伏線や構成がしっかりとした作品ではあるのですが、やはり、登場人物が多く、過去の回想も都度挿入され、あっちの事件とこっちの事件が同時進行したりするので、いっかい読んだだけだとよくわからなくなるんです。

いちパートすっぽり抜けていて、別作品で描かれている部分までありますし(シリアス展開中心で、作品の別パートから浮くのでそうしたらしい)。

さらにそれぞれの登場人物が最初の印象とぜんぜん違ってきますので、それをわかった状態で読み返すと、また違った味わいもでてきます。

だから、いっかい読んだところを読み返す読者がケッコー多くて、ネタバレしていくという構造なんですねえ。たぶん。

作者の警察官というものを知ってほしいというメッセージと元同僚、先輩、後輩、すべての現役警察官への愛情を強く感じる作品でした。

人間を描いたドラマティックな展開のある、オトナの鑑賞に耐え得る作品であることには間違いありません。

なぜ先輩女性警察官は刑事から交番勤務に移ったのか、どんな職務についていたのかよくわからない先輩警察官の過去などなど、それぞれの謎を引っ張りすぎな気もしてしまいましたが、推理モノが好きな方もおもしろく読めるのではないでしょうか。


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